お豆腐狂言
2008/11/10 16:11:25
茂山千五郎家の狂言を『お豆腐狂言』と言います
昨日、鑑賞してきた狂言はそんな茂山の狂言でした
『お豆腐狂言』ってなんだと思います?
昨日、鑑賞してきた狂言はそんな茂山の狂言でした
『お豆腐狂言』ってなんだと思います?
その昔、狂言や能は一部の特別な階層の人々だけのものであったそうです。
しかし、二世千作は地蔵盆・結婚式・お祝いの会など色々なところに出向いては狂言を演じつづけたところ、
『茂山の狂言はお豆腐や』と悪口を言われたそうです
京都では、常々おかずに困ったら『お豆腐にでもしとこか』などと言い、
庶民の味という意味を掛けて、そのような悪口を言われたとのことですが。。。
二世千作は
『お豆腐で結構。
それ自体高価でも上等でもないが、味つけによって高級な味にもなれば、庶民の味にもなる。
お豆腐のようにどんな所でも喜んでいただける狂言を演じればよい。
より美味しいお豆腐になることに努力すればよい。』
と、悪口を逆手にとられたそうです
それ以来、茂山千五郎家では家訓としてこれを語り伝え、
いつの世も、どなたからも広く愛される、飽きのこない、そして味わい深いの『お豆腐狂言』を広めたいとのこと。
素敵なお話ですね
そんなこんなで、お豆腐狂言楽しんできました
『名取川』と『土佐狐』
内容は割愛させて頂いて・・・
『土佐狐』は、最後のやり取りが吉本新喜劇に負けないくらいの大げさ&面白さで、
大爆笑してしまいましたー
狂言初体験してみたい方には、この演目お勧めですっ
*来月からは歌舞伎を鑑賞予定です
また、ご報告できたらと思ってまーす
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