『釣りと企業経営』
ヒツジファンの皆様ゴメンなさい!m(__)m
今回はめたぼんからちょっと真面目に経営のお話。
題して『釣りと企業経営』です。
本当に真面目か??(笑)
めたぼんは釣りが大好き!
って言っても、船酔いするので、船釣りはできません^^;
最近は専らシーバス(スズキ)のルアー釣りばかりです。
シーバス釣りに関しては、とことん追究しました。
で、最近になってひとつ気づいたことがあります。
それは、釣り理論と企業経営は、ほとんどが同じ理屈で説明がつくということです。
今回はそんなお話です。
釣りを知らない人には読みにくいかもしれないけど、ゴメンなさい。。。
それと、めちゃくちゃ書いてます。
覚悟して読んでくださいね!(笑)
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【1】釣りと企業経営は実は一緒だった!?
以前読んだ本に、こんなことが書かれていました。
優秀な経営者になる素質として、「釣りが得意である」ということが挙げられていたのです。
たぶん釣りをしたことがない方は、?????って感じだと思います。
ところで、皆さんは釣りの世界をご存知ですか?
釣りの経験がない方に、
「釣りの楽しさって何だと思います??」
って質問をすると、大半の方はこう答えます。
「魚が釣れたときの引きが楽しそう♪」
もちろんハズレではありません。
でもそれはたぶん釣りを始めて間もないうちだけです。
釣りに一度でも真面目に取り組んだ方は、多くの人はこう答えるでしょう。
「魚が釣れるまでのプロセスを考えることと、それが釣れたときの達成感が最大の楽しさ」
そうなんです。
魚が釣れればうれしい、これは当たり前ですが、それはそこまでのプロセスがあってこそのうれしさ、楽しさなのです。
ただ何となく闇雲に釣りをしていて釣れても、うれしさは半減です。
魚を釣るにはどうしたらいいか、それを自分で考えて実行に移す。
そして釣れなければ改良を重ねて、、、
そこまでして魚が釣れたときの喜びは、やったものにしか分からないでしょう。
これを企業経営に当てはめてください。
これって、社長の喜びと同じじゃないですか?
【2】釣りとはPDCAの繰り返しなり
ではもうちょっと具体的に書きましょう。
魚が釣れるまでのプロセス、では中身は何でしょう?
実はこれ、まさにPDCAサイクルの実行に他なりません。
これを企業経営に絡めつつ、具体的に書きましょう。
① Plan (計画)
釣りにもまずは計画が大事です。
「5年以内にメーターオーバーのシーバスを釣るぞ!」
といった長期的目標があったとします。
企業経営で言えば、
「5年後に売上10億達成!」
みたいなことでしょうか。
釣りであれば、まず最初に目標達成へ向けてのポイント探しです。
地図を広げて大まかな地形を想像し、実際に超弩級シーバスが回遊してくるであろう場所を選定します。
そして明るい時間帯にその場所へ行き、さらに具体的にピンポイントとなりそうな場所を探し当てます。
シーバスの餌となる小魚が集まっている場所、潮の流れの入り込み方、風向きによる影響・・・
そういった種々の条件のうち、このポイントではどういった条件のときに釣れそうか。
こうしてどんどん釣れそうな条件を絞り込んでいくのです。
そして、そういった場所をいくつかピックアップして、
例えば、上げ潮で北風のときのここ! 下げ潮で南風のときはここ!
と言った感じでどんどん絞り込みます。
とまぁ、ちょっと細かく書きすぎましたが、
これって企業経営でいう、マーケティングですよね。
我が社の商品はどういう条件のときにどういう場所で売れば売れるだろう・・・
そしてどの程度売ったら目標をクリアできるか。
さらに5年後10億売上を達成するために、段階的に2年後の目標、3年後の目標・・・
と落とし込んでいきます。
考え方の根本は同じわけです。
② Do (実施)
ここまで決まったら、あとは実行に移すのみです。
①で決めた仮定に従って、どんどん攻めていきます。
ちなみに、この中でも細かいPDCAサイクルが存在します。
P・・・表層→中層→底層の順に攻めよう
D・・・実行
C・・・ルアーの選択やローテーションは合ってるかなぁ…
A・・・ルアーの種類を変えてもう一度チャレンジ!
これは企業で言う、従業員の方々が日常業務で意識するPDCAと一緒でしょうかね。
めたぼんも企業経理マンの新人当初はしつこいほどPDCAを実践しろ!と教育されてきました。
③ Check (評価)
一定期間で区切り、ここで②の成果が当初の①の計画通りに進んでいるかを評価します。
評価はポイントごとに行い、達成されていない場合はその原因を徹底追及します。
企業経営で言えば、①で決めた計画が予定通り実行されているか。
さらにその計画した予算が達成されているか。
達成されていなければ、その達成されていない原因はどこにあるのか。
そうやってとことん追究していきます。
私はここが一番重要点であると考えます。
現状の結果を正しくそして厳しく評価することこそ、目標達成への距離を縮めることだと思います。
もちろんこれを次の④へ繋げての話ですが。
④ Action (改善)
③の評価に従い、目標達成に向けて改善をしていきます。
例えば、
「新たにCポイントを開拓しよう!」
とか、
「釣行回数を週2回に増やそう!」
とか。
そしてそれを実践し、この一連の流れを次の①Planへと活かしていくわけです。
企業経営もそうでしょう。
③で追求した結果を受けて行動を改善し、それを繰り返すことでより当初の計画を確かなものへとしていきます。
【3】数釣りと大物釣り
釣りには、小さな魚を数釣ろう!っていう楽しみ方と、一発大物を狙ってやろう!って楽しみ方があります。
そう、何となく分かると思いますが、経営にも同じような考え方がありますよね。
(1) 数釣り
釣りで言えば、これほどテクニックの差が出るところはありません。
シーバス釣りで話しましょう。
例えば30匹のシーバスの群れを発見したとします。
そのすべてを釣るのは不可能ですが、やり方次第で1匹にもなり10匹にもなるでしょう。
一番最悪なのは、群れのど真ん中に一番目立つルアーを投じてしまうこと。
結果、ルアーに食いついた魚はルアーを外そうとして群れのど真ん中で大暴れ。
そしてまだ釣っていない魚もそれに驚いて散ってしまい、結局1匹しか釣れませんでした・・・
では10匹釣るための方法です。
ルアーは群れのど真ん中には投げずに、その周辺へ投じます。
そうすると、ルアーを発見してくれた魚は群れから外れてルアーを食べに来てくれます。
そして群れからは離れたところで1匹1匹釣っていくわけです。
それでもそのうちに反応が鈍るので、そのときはルアーを替えたり、投げる場所を変えてみたり・・・
ともかく魚の目先を外すことを意識してやると、まだまだ釣れます。
そして最終的にすべての魚に見破られて反応しなくなるまで釣り続けるのです。
これが釣りで言う数釣り理論です。
さてこれを経営に例えるならば、薄利多売という戦略が当てはまるでしょうか。
売れるからといって、何の計画も無しに始めてしまっては駄目だと思うのです。
しっかりと最大限多くの消費者(魚)に買ってもらえる(釣る)ことを意識した戦術を考えなければなりません。
先ほどの釣りの例に当てはめて、何も考えずに消費者(魚)がたくさんいるところにその商品(ルアー)を投じたとします。
最初は飛び付くものの、すぐに飽きられてしまい、他の商品を投じてももう食い付いてくれないかもしれません。
これを再び釣りの数釣り理論に当てはめて、すべての消費者(魚)に見られる前に少しずつ周りから売っていく(釣る)とします。
そして消費者(魚)に飽きられる前に次々と改良(ルアーチェンジ)を加えて、さらに二つ目三つ目の商品を売っていきます。
そして残った消費者(魚)は、再び最初に売り出した商品(ルアー)も買ってくれる(食いつく)かもしれません。
こうした釣りで言う数釣りの理論は、経営でも活きると思うのです。
(2) 大物釣り
大物は海の中にもそう多くは存在しません。
しかも長年生きてきているわけで、これをルアーという疑似餌で騙すのはそれなりに大変です。
積極的に策を繰り出す数釣りと違って、大物が回遊してくるのをジッと待たなければなりません。
釣りをすでにしている方からすると、大物狙いというとジッと待つ釣りというイメージが強いと思います。
数少ない大物と出会うためには、もちろんジッと待つことも必要です。
ただ本当にジッと待っているだけでいいのでしょうか?
それは絶対にノーです!
当たり前ですが、魚がいないところでルアーをいくら投げても絶対に釣れません。
海ならどこでもシーバスが回遊してくるかと思ったら大間違いです。
そうなんです。
待つといっても、大物が必ず回遊してくる場所で待たなければいけないのです。
必ず回遊する場所なんて分からんよ~!ってところでしょうが、まぁそれはその通り。
なので、あとは確率です。
最大限大物が回遊してくる確率が高いであろう場所で粘るのです。
これこそが、大物との出会いを高めることです。
で、そのために何をするかというと、それはまさにPDCAサイクルから導き出すのですよ!
つまり、ただボーっと待っていても、宝くじが当たるくらいの強運がないと大物は釣れません!
釣り自体は粘りの釣りですが、それはPDCAを実践してある程度の確信を持って粘るのと、ただ漠然と釣りをするのではぜんぜん可能性が違うのです。
ひと言で言えば、「大物がいる場所で釣りをしましょう」ということです。
商売でも同じですよね。
「一発コレが売れれば儲かるんだけどなぁ~!」
なんて考えている経営者の方も多いかと思います。
ただ大事なのは、その商品が売れるための戦術を練っていますか?ってことだと思うのです。
ここで大事なのはマーケティングでしょうかね。
買ってくれる人(大物)と最大限出会える確率を高めるための努力、
その努力はまさに前述のPDCAサイクルの実践だと思うのですよ。
売れなければ常に、なぜ売れないの?なぜ?なぜ??
そして新たな計画を立てて実践する。
これで是非大物を釣り上げようじゃないですか!
【まとめ】
釣りも企業経営もPDCAの繰り返しです。
釣りでも経営でも、①P→②Dまでは行っても、次の③C→④Aまでをキッチリしていない方は多いのではないでしょうか。
目標は立てて立てっぱなしでは単なる“絵に描いた餅”で終わってしまいます。
常に自分の行動を評価し、当初の目標と比較分析をし、それを次なる行動へ活かしていなかければなりません。
こここそがもっとも大事な部分であると考えます!
このPDCAサイクルをちゃんと活かしていれば、きっとあなたも大物を釣り上げられるはず・・・
こうして釣り上げた大物は、感動も一入です!
でも、釣りでは大物を仕留めたものの、経営での大物はまだ仕留めた実績のないめたぼんに言われてもねぇ~
なんて声も聞こえてきそうですね。
もちろん企業経営にはもっと泥臭い面がたくさんあることは知っています。
めたぼんもつい数年前までは一般企業でプレイヤーとして頑張っていたのです。
計画がうまく行かないとき、お酒を飲みながら仲間内で愚痴を言う。
もちろんストレス発散のためにそんなことも必要であることは理解できます。
ただ、そこで立ち止まっていては、せっかくの計画もそこで終わりです。
景気の良かった時代を思い出していても未来には繋がりません。
うまく行っていない方、是非ここは未来へ向けてPDCAサイクルをもう一度機能させることを意識してみてはいかがでしょうか?
愚痴を言い合った後には、是非その後の未来への話にまで発展させてください。
いろいろ書き過ぎましたねぇ~
要はPDCAサイクルを止めないことです。
ビジネスマンであり続ける限り・・・
とまぁ最後は経営者の方々向けへ偉そうに書かせていただきました。
逆にこの考えをもっと釣りに活かしてみよう!なんてのもアリでしょうね。
釣り好きの方、そうでない方も、是非一度川村会計でそんな話をしませんか??
お待ちしてま~す!!